「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

日本科学未来館での8月の参加型実験

2025年8月1日、2日、3日に日本科学未来館にて「新しいことばをどう学ぶ?」「多様な他者をどう捉える?」という、
子ども達の認識世界を知る2つの参加型実験を行います。
いずれも、意識されない心の世界を調べる実験です。皆さんのご参加をお待ちします。
予約は不要です。実験への参加費は無料です。
(常設展に入場された方が対象です。)

開催日時 2025年8月1、2、3日
各日、次の6つの時間帯で実施します。 
1.10:15~11:00
2.11:20~12:05
3.12:45~13:30
4.13:50~14:35
5.14:55~15:40
6.16:00~16:45
集合場所 常設展示「計算機と自然、計算機の自然」前(https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/)近くの黄色い腕章をつけたスタッフにお声がけください。
実施場所 日本科学未来館 4階 研究室
所要時間 約45分
対象年齢 小学生(6~12歳)のお子さんとそのご家族

※ 実験に参加いただくためには同意書にご記入いただく必要があります。
また、本実験は全体の傾向を調べるものです。親子でどれくらい似ているかなど個別の実験結果に対する分析や回答はできません。
取得したデータは、個人情報を出さないよう配慮した上で、学術的・研究の広報等を目的として使用させていただきます。あらかじめご了承ください。

新しいことばをどう学ぶ?

新しいことばをどう学ぶ?

子どもは新しいモノの名前をどのように学習するのでしょうか。
お子さんには新しいモノの名前をいくつか聞いてもらいます。
その後、簡単な認知課題をおこなってもらいます。練習と本番合わせて10分前後で行います。


実験担当者
石川 光彦(いしかわ みつひこ)
一橋大学 社会科学高等研究院 講師

多様な他者をどう捉える?

多様な他者をどう捉える?

異文化に関する情報を学ぶことで、その文化に属する人々に対する印象や理解がどのように変化するかを調べます。
研究は所要時間約20分で、イラスト・写真を見てボタンを押すパソコン課題に取り組んでいただきます。

実験担当者
須藤 美織子(すどう みおこ)
国際基督教大学 理学・言語学デパートメント 助教

「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

研究成果

Sudo, M. & Ishikawa, M. (2025). Moral gradients based on social boundaries: Children prioritize themselves and their ingroup when resources are limited. Journal of Experimental Child Psychology, 251, 106125. https://doi.org/10.1016/j.jecp.2024.106125

Tsurumi, S., Kanazawa, S. & Yamaguchi, M.K. (2025) Body weight and attentional capture in children. Exp Brain Res, 243, 129. https://doi.org/10.1007/s00221-025-07086-9

Sudo, M. & Ishikawa, M. (2025) Children consider unique similarities as more meaningful cues to compatibility in social partnerships. Evolution and Human Behavior, 46(4), 106708. https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2025.106708


主催

中央大学 文学部 山口真美研究室