「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

日本科学未来館での夏休みの参加型実験

2024年夏休みに日本科学未来館にて『子どもは見て学ぶのか、聞いて学ぶのか?』、『子どもの図と地の見え方』、『「わたし」の身体を把握する』という、
子ども達の認識世界を知る参加型実験を行います。
いずれも、意識されない心の世界を調べる実験です。皆さんのご参加をお待ちします。
予約は不要です。実験への参加費は無料です。
(常設展に入場された方が対象です。)

開催日時 2024年 7月29日-30日、8月7日-9日、11日、13日、15日-23日
各日、次の6つの時間帯で実施します。 
1.10:15〜10:45
2.11:15〜11:45
3.13:15〜13:45
4.14:15〜14:45
5.15:15〜15:45
6.16:15〜16:45
集合場所 常設展示「計算機と自然、計算機の自然」前(https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/)近くの黄色い腕章をつけたスタッフにお声がけください。
実施場所 日本科学未来館 4階 研究室
所要時間 約30分
対象年齢 小学生(6~12歳)のお子さんとそのご家族

※ 実験に参加いただくためには同意書にご記入いただく必要があります。
また、本実験は全体の傾向を調べるものです。親子でどれくらい似ているかなど個別の実験結果に対する分析や回答はできません。
取得したデータは、個人情報を出さないよう配慮した上で、学術的・研究の広報等を目的として使用させていただきます。あらかじめご了承ください。

子どもは見て学ぶのか、聞いて学ぶのか?  (7月29日-30日、8月7日-9日、11日、13日、15日-23日)

子どもは見て学ぶのか、聞いて学ぶのか?

欧米の科学者たちは、子どもたちが言語学習を向上させるために
顔を見る傾向があることを示してきました。
しかし、他の研究では、日本の子どもたちはより聴覚的で
視覚的でない別の戦略を用いている可能性があることが示されています。
この研究では6歳から11歳を対象として、
2つの異なる科学的テストを用いて言語学習ストラテジーを探ります。
日本とフランスの言語学習ストラテジーを比較するために、
同じテストをフランスの子どもたちにも行います。

結果はこちら

実験担当者
JEREMIE JOSSE(ジェレミー ジョゼ)
グノーブル・アルプ大学大学院 博士課程

子どもの図と地の見え方  (7月29日-30日、8月7日-9日、13日、15日)

子どもの図と地の見え方

絵を鑑賞するとき,人は図(前景)と地(背景)に分けて知覚しており,この図と地がわざと反転するように作られただまし絵があります。
子どもの図と地の反転はどうなっているのか,図に見やすい方があるのかをパソコン実験で調べます。

結果はこちら

実験担当者
梅川 璃空(うめかわ りく)
中央大学大学院 文学研究科 博士前期課程

勇敢な人、子どもにはどう見える?  (8月16日-18日)

子どもの図と地の見え方

大人の世界では、(危険を回避する人に比べて)危険を顧みない人のほうがしばしば強いと思われますが、このような印象評価はいつから、 どのように形成されるものでしょうか。
今回の調査では、子どもたちに危険を冒す人物と回避する人物のシナリオを見てもらい、 登場人物に対してどのような印象を持つかを調べます。

結果はこちら

実験担当者
孟 憲巍(もう けんい)
名古屋大学大学院 情報学研究科 准教授

尾野 有起良
名古屋大学大学院 情報学研究科 博士後期課程

「わたし」の身体を把握する  (8月19日-23日)

「わたし」の身体を把握する

じぶんのからだについて、どのくらいわかっているのでしょうか。
じぶんの身体である身長や体重に、どれくらい敏感か、どれくらい意識しているかをパソコン実験でしらべます。
矢印の向きを回答してもらいます。練習と本番を合わせて実験は10分前後です。

結果はこちら

実験担当者
鶴見 周摩(つるみ しゅうま)
北海道大学大学院 文学研究院 助教

「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

主催

中央大学 文学部 山口真美研究室