「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

日本科学未来館での12月の参加型実験

2024年12月7、8、14、15日に日本科学未来館にて「時間の長さ、どう感じる?」「多様な他者をどう捉える?」という、
子ども達の認識世界を知る2つの参加型実験を行います。
いずれも、意識されない心の世界を調べる実験です。皆さんのご参加をお待ちします。
予約は不要です。実験への参加費は無料です。
(常設展に入場された方が対象です。)

開催日時 2024年 12月7、8、14、15日
各日、次の6つの時間帯で実施します。 
1.10:15~11:00
2.11:20~12:05
3.12:45~13:30
4.13:50~14:35
5.14:55~15:40
6.16:00~16:45
集合場所 常設展示「計算機と自然、計算機の自然」前(https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/)近くの黄色い腕章をつけたスタッフにお声がけください。
実施場所 日本科学未来館 4階 研究室
所要時間 約45分
対象年齢 小学生(6~12歳)のお子さんとそのご家族

※ 実験に参加いただくためには同意書にご記入いただく必要があります。
また、本実験は全体の傾向を調べるものです。親子でどれくらい似ているかなど個別の実験結果に対する分析や回答はできません。
取得したデータは、個人情報を出さないよう配慮した上で、学術的・研究の広報等を目的として使用させていただきます。あらかじめご了承ください。

時間の長さ、どう感じる?

時間の長さ、どう感じる?

時間の感じ方は、その時の状況によって大きく変化します。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、退屈な時間は長く感じるという経験は、 誰にでもあるのではないでしょうか。
お子さんには、画面に呈示されるヒトの顔を見てもらい、 その呈示時間が基準となる時間よりも長く感じたか、短く感じたかを判断してもらいます。
練習と本番を合わせて10分弱で行います。

実験担当者
石川 光彦(いしかわ みつひこ)
一橋大学 社会科学高等研究院 講師

多様な他者をどう捉える?

多様な他者をどう捉える?

現代社会では、多様な背景を持つ人々と接する機会が増え、 相手の視点で物事を捉える力や、多様な他者と柔軟に関わる力が求められています。
本研究では、自分の文化の常識が異文化の相手に必ずしも通用しないことを子どもがどの程度理解しているか、 また他者との関係を築く際にどのような共通点を重視するのかを調べます。
研究は所要時間約20分で、イラストを見て質問に答えるクイズ課題と、パソコンを使用した課題で構成されています。

実験担当者
須藤 美織子(すどう みおこ)
一橋大学 社会科学高等研究院 講師

「こどもからみる不思議世界探求」プロジェクト

研究成果

Sudo, M. & Ishikawa, M. (2025). Moral gradients based on social boundaries: Children prioritize themselves and their ingroup when resources are limited. Journal of Experimental Child Psychology, 251, 106125. https://doi.org/10.1016/j.jecp.2024.106125


主催

中央大学 文学部 山口真美研究室